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曹洞宗「祇園寺」について
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明の心越禅師(しんえつぜんじ)の開山、徳川光圀公の開基による曹洞宗の寺院です。心越は廷宝5年(1677年)に来日し、天和元年(1681年)光圀公の招請で水戸の天徳寺に住し、元禄8年(1695年)の死去までこの寺で過ごしました。
正徳2年(1712年)四世大寂界仙(だいじゃくかいせん)のとき、従来の岱宗山(たいそうざん)天徳寺を河和田村に移し、そのあと壽昌山(じゅしょうざん)祇園寺と改め、心越禅師をもって開山としました。曹洞宗寿昌派の本山となり、知行100石を与えられます。
境内には心越の墓塔、元禄7年(1694年)建立の穢跡(えせき)金剛尊天堂があります。 また、水戸藩重臣で幕末期に諸生派として活躍した市川氏・朝比奈氏らの墓所があります。近年の著名人では、洋画家の中村彝、詩人の山村暮鳥、漫画家の山田みのるの墓があります。
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